省エネガラスコート事例 南日本銀行花棚支店 様
今回訪れたのは、エコロンの所在地吉野町の隣町、川上町にある南日本銀行花棚支店。南日本銀行は「なんぎん」の愛称で親しまれ地域に根差した営業を展開している。同店がある川上・吉野町は、道路拡張工事などに伴い近年鹿児島市内でも発展著しい地区である。同店は、昼夜を問わず車や人の往来が多いこの地区のメイン通りに位置しその瀟洒な建物が一段と目を引く。今回は、その花棚支店の長谷大士(はせだいし)支店長に省エネガラスコート導入の経緯について話を伺った。
南日本銀行花棚支店の概要
―南日本銀行花棚支店さんの現況を教えて下さい。
当店は平成22年3月に開店した当銀行の中では最も新しい店舗です。現在、吉野エリアの基幹店舗として花棚・吉野両支店を統括しております。なお、吉野支店は歴史が古く来年には創設30年を迎えます。
また、南日本銀行は大正2年の創立で2013年に創業100年という節目を迎えます。平成元年に普通銀行へと転換を図り、行名も旭相互銀行から南日本銀行となり、現在約60店舗で営業させていただいております。
当社の方針として「中小企業事業者への信用供与と経営改善への取り組み」を大命題として、その強化・充実に全力を挙げております。その具体策の一つが企業交流会の開催やビジネスセミナーそして今後活動を本格化する地域の企業育成のためのネットワーク化(Win Win NET)であります。これらの活動を通じて地域の企業の方々が元気になっていただければ、鹿児島県全体の活性化につながると思っております。
また、企業関係だけではなく、個人向けお客様へのサービス、地域貢献活動にも力を注ぎ、環境問題、ボランティア活動、地域イベントへの参加など社員一丸となって頼れる金融機関を目指して活動を行っております。
エコ設備3兄弟の一角で重責を担っています。
―今回、省エネガラスコートをしようと思われたキッカケは何だったのですか?
当社は全社を挙げて今エコ活動に取り組んでいます。この花棚支店はその一環としてエコづくしのモデル店舗として建てられたもので、新築の時点でエコ設備が施されています。
エコロンさんに施工していただいた省エネガラスコートだけではなく、太陽光発電、LED照明の3点セット。いわゆる「エコ設備3兄弟」と読んでもいいでしょうか。また、それだけではないんですよ。当店の建物を見ていただければ気づかれると思うのですが、壁面に緑のカーテンも施してあります。最新の設備だけではなく、こういったアナログ式の取り組みもエコ活動には重要なんですね。
エコ活動と言えばクールビズや節電・節水などがありますが、当社としても以前よりエコ活動を推進しようという機運が高まっていましたので、当店の取り組みは意外とスムーズに行ったのではないでしょうか。また、今年は震災の影響もあり、社内では企業・店舗だけではなく自宅でもエコに取り組む意識が高まりつつあるように思います。このことは責任ある立場としてなお一層推進していきたいと考えています。
エコと直結はしないかもしれませんが、当社では定時退社を心掛け業務効率化に取り組んでいます。その一つが「一人二役、三役制」です。組織はどうしても自分の部署優先になり、与えられたこと以外は無関心になりがちです。しかし、これでは、突発の自体が起きた時に業務をこなせません。それは結果としてお客様にご迷惑をおかけすることになります。それで当社では部署を超えて仕事をカバーし合う「一人二役、三役制」の推進を図っています。これはスタッフの能力が格段に向上していくということにもつながるんですね。
業界のイメージ革新の先頭に!
―エコロンにまかせてみようと思われた決め手は何だったのですか?
私自身がこの4月にこちらに赴任しましたので詳しいいきさつはわかりませんが、建物が立つ時点でエコロンさんに決まっていたようです。それは当社の「地域・地元密着」の方針のもと、地元の業者さんに建築を依頼した関係でその中にエコロンさんが入っていらっしゃったということです。
また、エコロンさんと当社とは長い取引関係がありましたのでごく自然な流れとしてこの仕事は進行したのではないでしょうか。
―エコロンの担当者の第一印象、仕事ぶりはどうでしたか?
ウ~ンこれは何とも言えない。最初の時点で関わっていないので…(笑)。でも時々御社を訪問させていただくことがありますが、社員の皆さんはいつも明るくて元気というイメージがあります。この若々しさは失っていただきたくありませんね。これまで建設業や工事業のイメージはやや暗いという印象が強かっただけに、もっともっとこのイメージを払拭して業界でのリーダーシップを発揮していただきたいですね。
―省エネガラスコートを施工されて成果はいかがですか?
当店の場合は建物竣工時に施工されていたわけで、省エネガラスコートの実感となると評価が難しいですね。でも、当店を訪れるお客さまが「何となく心地のいい店だね」と言っていただける方が何人かいらっしゃいますので、この省エネガラスコートの成果が表れているのだろうと思います。
さらに言えば、エアコンの稼働がひんぱんではないので断熱の効果が出ているのだろうと思っています。
企業アピールで更なる発展を
―エコロンに対する評価など教えていただけますか?
どうしても銀行マンとしての目で見ざるを得ないことを承知していただきたいのですが、「堅実経営」という言葉がピッタリ当てはまるような気がします。営業、財務、管理すべてにおいてですね。
あと、敢えて要望を!と言われれば、もっと社の業務をアピールされてもいいのではと思います。エコロンという社名の響きがとってもいいし、また、環境ビジネスを手掛けておられるだけにこの業界のリーダーとして引っ張っていって欲しいと思います。そのためには「何をしている会社か」「どんな特徴のある会社か」がもっとわかりやすく伝わるようにされるといいと思います。
今後ますますの発展を期待しております。
―今回は取材協力まことにありがとうございました。
南日本銀行 花棚支店
鹿児島県鹿児島市川上町1959番地76
TEL: 099-243-5001
南日本銀行のホームページ
http://nangin.jp/