紫外線が与える影響には健康被害の他、家具や畳、美術・工芸品などの色褪せを招く紫外線アレルギーがあります。特に紫外線量が多い南の地域、沖縄や鹿児島など南九州の地域で暮らしている人の方が、東北・北海道などで暮らしている人よりも紫外線を浴びる量が多いので、紫外線による悪影響をい受けやすい、つまり、皮膚がん、白内障、感染症(免疫力の低下)につながりやすいのです。
紫外線が引き起こす健康被害
お肌への影響
紫外線はしみ・しわ・たるみなど、お肌を老化させる原因となります。いつまでも若々しさを保つためにもしっかり紫外線対策を施しましょう。
◎しみ
紫外線を浴びるとメラノサイトが反応してメラニン色素がつくられ、しみの原因になります。
◎しわ
紫外線が真皮にまで達すると、肌のハリを保っているコラーゲンと、エラスチンにダメージを与えて肌は弾力を失いしわができてしまいます。
◎肌荒れ
紫外線は肌から水分を蒸発させかさつかせます。その結果、肌のバリア機能が低下して肌荒れ・かぶれを起こしやすくなります。そして紫外線の進入を防ぐために角質が熱くなってお肌がくすんだり、荒れたりしてきます。
◎ニキビ
紫外線を浴びると皮脂が酸化して、毛穴をふさぐことでニキビのもととなるコメドができやすくなります。ニキビとは関係ないと思っている方は要注意です!
紫外線が引き起こす影響やダメージはお肌の老化だけではありません。紫外線を浴び続けることにより健康にも被害を及ぼします。
◎皮膚がん
特に若いうちに紫外線を浴びれば浴びるほど皮膚がん発症率が高くなるだけでなく、発症する年齢も早くなることが分かっていますので、子供、いや産まれたばかりの赤ちゃんの頃からいかにして紫外線を浴びさせないようにするか、紫外線対策をするかが皮膚癌を防ぐ大きなカギとなるのです。
その他の健康被害
◎免疫機能低下
紫外線B(UV-B)は皮膚癌、白内障だけでなく免疫力を低下させ、『感染症』にかかりやすくなってしまうことも分かっています。紫外線を大量に浴びたときに「ヘルペス」が出やすいのも免疫力が低下したためなのです。
また紫外線を浴びることによって活性酸素が発生するので、日光を浴びるだけで私たち人間は疲れを感じやすくなるのです。
◎白内障
紫外線は顔だけに降り注ぐわけではないので、頭皮が傷つけば抜け毛を招いたり、ひとみが傷つけば白内障の原因になることもあるのです。特に、UV-Bは、遺伝子レベルにまでダメージを与えることがあります。
紫外線B(UV-B)が原因と言われているのが失明の危険性もある『白内障』です。WHO(世界保健機関)によると、白内障の約20%は紫外線が原因だとされています。
②翼状片
急性症状として、日焼け・日光皮膚炎・ポルフィリン光感作症・皮膚角化症・光角膜炎・視力低下等があります。それが繰り返されて障害が積み重なると白内障や皮膚癌を引き起こす可能性があります。
遺伝子は度々傷つけられると健康な状態への修復が難しく、将来的には皮膚癌などの疾患に至ることも。さらに活性酸素を発生させたり、皮膚の免疫力を低下させるなど、さまざまなトラブルも誘発します。
しかしながら白内障や皮膚癌が紫外線によって発症するとしても、紫外線を浴びて即座にそうなるというものではありません。
日ごろより紫外線対策をすることはとても大切です。
紫外線アレルギーについて
室内への影響室内に入る太陽の紫外線は、室内の家具や畳、美術・工芸品など、紙繊維の色褪せを促進させます。
ちょっと日の当たるところに放置された新聞紙などは、すぐに黄色になってしまいます。せっかくの高級なカーテン布地なども同様です。
紫外線についての解説
紫外線とは?
(環境省 紫外線保健指導マニュアルより抜粋)
”日焼けの種類”にはサンバーン(sunburn)とサンタン(santan)と2種類あります。日本語ではどちらも”日焼け”と呼ばれていますが、サンバーンは紫外線にばく露した数時間後から現れる赤い日焼け(紅班)で、サンタンは赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヶ月続く黒い日焼け(皮膚に色素沈着がおきたもの)です。
紫外線の性質
太陽光には、目に見える光(可視光線)のほかに、目に見えない赤外線や紫外線が含まれています。紫外線とは地表に届く光の中で、最も波長の短いものです。
紫外線は波長によって、A・B・Cの3つにわけられます。
C領域紫外線(UV-C)は空気中の酸素分子とオゾン層で完全に遮られて地表には届きません。生体への影響が強い紫外線のうち、B領域紫外線(UV-B)がオゾン層の変化に影響されることから、現在その増加が問題となっています。
紫外線は私たちの目には見えませんが、太陽光(日射)の一部であり、基本的な性質は可視光線とおなじです。既設や時刻、天候などにより紫外線の絶対量や日射量に占める割合は変化しますが、可視光線と同じように建物や衣類などでその大部分が遮断されます。一方、日中は日陰でも明るいように、大気中での散乱も相当に大きいことがわかっています。
中でも特に、人体に有害といわれているが、B領域紫外線(UV-B)です。紫外線の性質をまとめると、以下のようになります。
紫外線の性質
薄い雲ではUV-Bの80%以上が透過し、屋外では太陽から直接届く紫外線量と空気中で散乱して届く紫外線量がほぼ同程度である。 地表面の種類により、紫外線の反射率は大きく異なります。
(新雪:80%、砂浜:10~25%、コンクリート・アスファルト:10%、
水面:10~20%、草地・芝生、土面:10%以下)
標高が1,000m上昇するごとに、UV-Bは10~20%増加します。 建物の中では屋外の10%以下の紫外線があります。
眼へのばく露に限ってみると、帽子の着用で20%減少します。 UVカット機能を持った眼鏡やサングラスの着用で、90%減少します。一般にガラスの眼鏡は、UV-Bをカットしますが、プラスチックの
眼鏡の場合は”UVカット”表示のあるものをえらびましょう。)
UVインデックス表示
レベル | 強度 | 対処法 |
---|---|---|
1~2 | 弱い | 安心して戸外で過ごせます。 |
3~5 | 中程度 | 日中は出来るだけ日陰を利用しましょう。 |
6~7 | やや強い | 出来るだけ長袖シャツ・日焼け止めクリーム・帽子を利用しましょう。 |
8~10 | 強い | 日中の外出は出来るだけ控えましょう。 |
11+ | 非常に強い | 必ず長袖シャツ・日焼け止めクリーム、帽子を利用しましょう。 |
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